【お立ち台】原口サヨナラ打「スリー、ツー、ワン、必死のグッチ!」

お立ち台でファンの声援に応える阪神・原口文仁=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「交流戦、阪神4-3日本ハム」(9日、甲子園球場)

 阪神が九回、代打・原口文仁捕手の中前打でサヨナラ勝ち。原口のサヨナラ打は17年6月15日の西武戦(甲子園)以来、2年ぶり4度目。大腸がんの手術から復帰した原口のお立ち台での一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -今日のヒーローは原口です!

 「ありがとうございます」

 -甲子園にお帰りなさい!

 「みんな、ただいま!」

 -今の気持ちを教えてください。

 「最高です」

 -ここからの景色はどうですか。

 「(涙をこらえ)最高です!」

 -サヨナラの瞬間は。

 「本当にセンターの前に落ちてくれという願いだけで走っていました」

 -苦しい時期、心の支えになったものは。

 「周りの方々にすごく恵まれて支えられ、ここに集まったファンの皆さん、テレビラジオ、全国タイガースファンがいて、今日を迎えることができて最高の気分です」

 -改めてタイガースファンとは。

 「たくさんのファンの方にこうやって集まっていただいて。今本当に幸せな気持ちで野球ができています。本当にありがとうございます」

 -終盤で粘りを見せるチーム。

 「劣勢になってもベンチの雰囲気がすごくいい。逆転できるという気持ちベンチからすごく伝わってきて、それが出ている選手に乗り移ってこういう結果になったと思います」

 -サヨナラ劇。昨年に続き勝負強さが出ている。

 「早いうちから準備させてもらって。先輩たちいる中で、裏で準備したので、サポートしてくれる周りのメンバーにもとても感謝の気持ちでいっぱいです」

 -選手や矢野監督からは何か言われた。

 「興奮していたのでちょっと忘れてたんですけど。みんな祝福してくれてうれしかったです」

 -同じ苦しみと闘っている人にも意味のある一打。

 「僕の活躍が力になるとすれば、本当に僕も生きてこうやって野球をやれる意味があると思うので。これから更に頑張っていきたい」

 -最後に力強いメッセージを。

 「最後にオフシーズンにファンの方にセリフを決めてもらったのでちょっとやりたいと思います。恥ずかしいんですけど。(ピンクのマフラータオルを取り出し)これをスリー、ツー、ワンで言いたいと思います。スリー、ツー、ワン、必死のグッチ!」

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