矢野監督、大腸がんから実戦復帰の原口にエール「甲子園だったり、1軍でフミらしい姿を」

 阪神の矢野燿大監督(50)が、大腸がんからの完全復活を目指し、ウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で実戦復帰した原口文仁捕手(27)にエールを送った。

 ヤクルト戦前に映像をチェック。元気な姿に目を細めた。

 「これで『おめでとう』っていうと、フミ(原口)は『違います』って言うかもしれないけど、第一歩を踏み出せたっていうのは、本当にめでたいことやと思う。ファンも俺らも、甲子園だったり、1軍でフミらしい姿を見せてもらえるっていうのを待ってるんで。焦る必要はないけど、楽しみがまた増えたなって感じです」

 今後は実戦出場を重ねて、1軍復帰が目標となる。「まず鳴尾浜で1打席立てたっていうのは大きな前進やと思う。ここから、普通に2軍でやるっていうところが次の目標になってるのかなと、俺の中では勝手に思うけど。そこから1軍に上がっていくためのステップアップになっていくと思う」と、再び大舞台に戻ってくることを期待した。

 原口は、1月24日、開設した公式ツイッターで大腸がんであることを公表(球団も発表)。同月31日に自身のツイッターを更新し、無事に手術が終了したことを報告。2月6日に退院、14日にリハビリをスタートさせてきた。

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