清水ヘッド“イチ流”走塁革命 脱力&遊び心で走力アップや
“イチ流”革命や!!阪神・清水雅治新ヘッドコーチ(54)が27日、甲子園で行われた秋季練習で、新たな走塁メニューを導入した。同ヘッドが両手に持ったボールを上に投げ、地面に落ちた方向に選手がスタートを切るもの。イチロー(マリナーズ)を例に出し、脱力のススメと遊び心の重要性を説いた。
23日に始まった秋季練習の序盤から、フリー打撃や守備練習で新たな練習法を披露してきた。最下位に終わったチームに新風を吹かせるヘッドコーチ。この日は走塁練習で、その引き出しを開けた。一塁ファウルゾーン。新ヘッドが選手を集めて走塁の極意を説く。
「スエーして動きだす投手なのか、腕を上げて投げ始める投手か。特徴を見て分かるように」。時に笑いを交えながら、2人1組で競争心もあおり、スタート練習を繰り返す。「イチローがテンパった姿に見えたことがあるか、と。みんな真面目だから応用が利かない。楽にしてやりたい」。練習も試合も、大事なのは遊び心だ。
既にリーダー候補に指名されている糸原も、この秋は走塁練習に重点を置いている。「20(盗塁)いくぞ!!」。大きな声でノルマを口に。「自分に足りないのは走塁面なので。貪欲に吸収したい」。今季6盗塁に終わった1番打者が来季の大幅増を誓う。豊富な練習メニューを駆使して、選手の意識改革を促す。
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