西岡が戦力外通告 インスタグラムで報告「来年もプロ野球選手として…」とも

 阪神の西岡剛内野手が1日に戦力外通告を受けていたことが2日、分かった。西岡は大阪桐蔭から02年ドラフト1巡目でロッテ入団。その後米大リーグ・ツインズを経て、13年から阪神に。今季はここまで1軍では23試合のみの出場だった。

 西岡は2日に更新したインスタグラムで「今シーズンをもちまして阪神タイガースのユニフォームを脱ぐことになりました。カッコつけた言い方をしましたが、10月1日に戦力外通告を受けました。また新しい経験が僕にはできました」とつづった。

 「僕は、自分から引退すると言って引退できる、そういう野球人生を目標に立てていましたが、またもや目標が達成できなかったです。また振り出しに戻ります」とも記し、今季、5月から2軍で過ごした時期を述懐。「当時はすぐ1軍に上がってやる!と意気込んでましたが、1カ月経ち2カ月たっても上がれない!年齢も34歳の自分がユニフォームを着ている意味がなんなのかを自問自答する日もありましたが、2軍には僕と同じ気持ちで、戦っている選手がいっぱいいて、初めてまじまじと2軍の景色を見れました」などとつづった。

 長文のインスタには矢野2軍監督、筒井コーチ、16年に左アキレス腱を断裂した際に一番に見舞いにきてくれたという掛布氏、阪神入団1年目の監督だった和田氏、そして現在の金本監督など支えてくれた多くの人に感謝もつぶやいた。

 今後については「また目標を立て直したらいい」と記し、「来年もプロ野球選手として甲子園の土を踏めることを一つの目標として頑張ります!」と現役続行を示唆する言葉も。最後にファンへ「6年間本当にありがとうございました!ほんとに怪我の連続で申し訳ありませんでした。怪我から復帰すると鳥肌が立つくらいの歓声は感動でした」など、あふれる思いをつづった。

 西岡はNPB通算1123試合の出場で打率・288、61本塁打、383打点。ロッテ時代の05、06年に盗塁王、10年に打率・346で首位打者に輝いている。

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