金本阪神、甲子園に戻って連敗 借金は今季ワーストタイの8

6回終了後、ベンチでうつむく阪神・金本知憲監督=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神2-4ヤクルト」(29日、甲子園球場)

 阪神が本拠地に戻り、ヤクルト相手に連敗。甲子園では今季ここまで44試合を戦い、16勝27敗1分け。借金は今季ワーストに並ぶ8に膨らんだ。

 試合は二回、メッセンジャーが2死一、二塁から、8番・中村に左翼越え3ランを浴びるなど、この回いきなり4点を失った。中5日で迎えたマウンド。2回2/3を投げた時点で、8年連続の規定投球回に達した。西武で活躍した郭泰源が持つ8度の記録に並び、8年連続での到達は歴代外国人投手では初となった。

 また、6回を投げ終えた時点で、1500投球回にも到達。史上178人目で、外国人投手では史上4人目(郭源治、郭泰源、バッキーに次ぐ)。球団外国人投手ではバッキーに次ぐ2人目の偉業となった。三回以降は立ち直って得点を許さなかったが、6回を投げて8安打4失点。序盤の失点が重く響いて7敗目(11勝)。日米通算100勝はまたもお預けになった。

 メッセンジャーも本拠地の登板で分が悪く、今季9試合の登板で2勝6敗。5月15日・DeNA戦の白星を最後に、同29日・ソフトバンク戦から6試合白星なしの5連敗と苦手にしている。節目の記録を勝利で祝うことはできなかった。

 打線は調子が下降気味の糸原に代わって、「1番・二塁」で板山を起用した。5月17日・DeNA戦(甲子園=7番・二塁)以来の先発で、スタメン1番は2016年9月27日・ヤクルト戦(甲子園)以来。守備では好守を見せる場面もあったが、三回、無死一塁の場面で遊ゴロ併殺に倒れるなど、バットでは期待に応えることができなかった。

 四回には糸井、ナバーロの連打などで2点を返すと、八回には1死一、三塁を作ったが、伊藤隼が遊直、鳥谷が空振り三振に倒れるなど、あと一歩及ばなかった。

 30日の第3戦は才木が先発する予定。若い力で連敗を止め、反撃ムードを作りたい。

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