阪神、打線沈黙で甲子園5連敗 広島戦6連敗で首位と11差 投手陣は2発に泣く

1回広島無死一塁、阪神・岩田稔は広島・菊池涼介に先制ソロを許す=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神1-3広島」(24日、甲子園球場)

 阪神が広島に敗れ、連勝が2で止まった。これで首位と11ゲーム差に。カード初戦を落とし、直接対決残り2試合に連敗すれば、自力優勝の可能性が消滅する危機だ。

 試合は初回、先発の岩田が8球で2点を失った。先頭の田中にフルカウントから四球を許し、続く菊池を迎えた。2球目。内寄りの直球をフルスイングで捉えられると、打球は左中間フェンスを越えた。開始2分の先制2ラン被弾。

 以降は粘りの投球を見せ、四回には1死一、三塁のピンチを背負うも、安部、石原を連続三振で無失点。五回の攻撃で代打が送られ、5回4安打2失点、78球での降板となった。「先制を許してしまいましたが、そこからは修正しながら粘り強く自分のボールを投げることができました。立ち上がりの四球と菊池選手への投球が全てでした」。試合は作ったが、打線の援護にも恵まれなかった。

 先週のDeNA戦で2戦7発と、好調の打線は、甲子園でも同様に「4番・右翼」糸井、「5番・一塁」ロサリオ、「6番・中堅」ナバーロと攻撃型オーダーを組んだ。初回、糸原、北條の連打で無死一、二塁を作ったが、福留が空振り三振に倒れると、糸井が一ゴロに。ロサリオも遊ゴロに打ち取られた。

 二回以降も難敵ジョンソンの前にあと1本が出なかった。七回に代打・俊介の中前適時打で1点。守護神の中崎を九回2死から攻め、代打鳥谷が四球を選び、続く代打原口の右前打で一、三塁としたが、最後は糸原が見逃しの三振に倒れた。

 本拠地・甲子園では5連敗で、15勝24敗1分け。借金9と大苦戦が続く。また、広島相手に6連敗で3勝9敗と、首位チームとの直接対決で、大きく負け越しを喫している。25日のカード第2戦は才木が先発の予定。まずは若い力で本拠地の連敗を止めたい。

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