岩田 5回2失点で降板 前日に“予行演習”も初回8球で2点失う
「阪神-広島」(24日、甲子園球場)
阪神先発の岩田稔投手が、5回4安打2失点で降板。初回の8球で失った先制点が、最後まで重たくのしかかった。
王者・広島に「胸を借りるつもりでぶつかっていきたい」と意気込んでいた岩田。その立ち上がり。いきなり田中にフルカウントから四球を許し、続く菊池を迎えた。その2球目。フルスイングで捉えられると、左中間フェンスギリギリを越えたところに着弾。開始直後に先制2ランを浴びた。
それでも、その後は粘りのピッチング。四回には1死一、三塁のピンチを背負うが、後続の安部、石原を連続三振で無失点。五回の攻撃で代打が送られ、78球での降板となった。
登板後の岩田は「先制を許してしまいましたが、そこからは修正しながら粘り強く自分のボールを投げることができました。立ち上がりの四球と菊池選手への投球が全てでした」とコメント。悔いの残る立ち上がりに、反省しきりだった。
準備は整えていた。23日の投手指名練習では、甲子園のマウンドから42球の“予行演習”も敢行。その意図を「前回の甲子園での登板の感覚がよくなかったので、明日のために確認として投げました」と説明した。
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