阪神がオープン戦6連敗 開幕から6戦6敗は球団ワースト

 「オープン戦、阪神2-5中日」(9日、甲子園球場)

 阪神がオープン戦6連敗となった。中日の先発・小笠原の前に、七回まで散発の2安打に抑えられた。九回に2点を返して完封負けこそ阻止したが、オープン戦開幕から6戦6敗は球団ワースト記録となった。

 キャンプ終盤に右肩の違和感を訴えていた先発のメッセンジャーがオープン戦初先発。初回に5安打を許して一挙4点を失ったが、二回以降は尻上がりに調子を上げ、3回を6安打4失点。直球の最速も147キロを計測するなど、肩の不安を感じさせなかった。

 甲子園初登板となった2番手のドラフト5位・谷川(九州三菱自動車)は、3回を2安打1失点。登板直後の四回に犠飛で1点こそ失ったが、残り2イニングは走者を許さなかった。3番手の松田も、3回を1安打無失点の好投を見せた。

 一方で攻撃陣は開幕投手候補の小笠原の前に沈黙。初回、先頭の上本が一、二塁間を破り、四回に俊介が左前打を放ったが、得点圏に走者を進めることができなかった。九回、守護神・田島に対して2死から山崎、俊介の連打で一、二塁を作ると大山の左前適時打、陽川が押し出し四球を選んで2点を返して意地を見せた。

 シーズン開幕前の調整段階。金本監督も7日のDeNA戦後に「関係ない。取ってあるんですよ、シーズン中に」と話すなど、主将の福留を筆頭に鳥谷、糸井ら主力を温存した中での戦いだ。それでもオープン戦6試合は、2月24日のヤクルト戦が2点、3月3日のソフトバンク戦が1点、4日の同戦が4点、6日のDeNA戦が3点、7日の同戦が1点で、この日は2得点。1試合平均2・17得点と、若手を中心にした打線にまだ元気がない。

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