阪神のランディ・メッセンジャー投手（３６）が８日、米大リーグ・マリナーズと契約を結んだイチロー外野手を祝福した。２００８、０９年には同チームで共に戦った間柄。「本当によかったね」と古巣復帰を喜んだ。

　「元々、彼はマリナーズでメジャーのキャリアをスタートさせたから」。当時は、野手とリリーフという立場の関係で、それほど親密な仲ではなかった。だが、日々の準備や努力する姿は鮮明に覚えており、昔から「尊敬している」と話していた。

　４４歳でのメジャー契約に賛否もあるが、右腕は活躍に太鼓判を押す。「年齢に関わらず、外野の３ポジションを守れるし、足があるからね。マリナーズにとっても、いい選手を取ったと思う」と契約を喜んでいた。

　助っ人右腕自身も、右肩のコンディション不良から順調に回復。９日の中日とのオープン戦で、実戦復帰のマウンドに上がる予定だ。キャンプ中の２月２６日に違和感を訴えてノースロー調整。同２８日に３日ぶりにキャッチボールを再開し、慎重に状態の回復に努めてきた。

　本格投球は２月２１日に韓国・ＫＩＡとの練習試合で１イニングを投げて以来。４年連続５度目の開幕戦登板（３月３０日・巨人戦＝東京ドーム）が確実で「シーズンに向けて、しっかり調整していきたいね」と気を引き締めていた。