大山、OP戦残り全戦出場や 侍で痛感、体格&技術の差…経験積んで飛躍へ

 阪神・金本知憲監督(49)が5日、侍ジャパンに出場していた大山悠輔内野手(23)に英才教育を施す考えを示した。代表入りで、本人だけでなく指揮官も感じた一流選手との体格や技術の差。まずは経験を積ませるために開幕までのOP戦全15試合に出場させ、飛躍のきっかけをつかませる。

 収穫と課題を見つけて帰ってきた。野球日本代表「侍ジャパン」に参加していた大山。3、4日に開催されたオーストラリア代表との2試合を終え、再びチームに合流した。今後の成長につなげるべく、経験したことをフル活用していく。

 プロとして初の代表。第1戦は「7番・三塁」でスタメン出場し、第2戦は代走から途中出場した。納得のいく成績は残せず計4打数無安打。球界を代表する選手らとともに戦う中で、自らの力不足を痛感した。

 ソフトバンク・柳田や西武・浅村、DeNA・筒香が打線の中核を担った豪州戦。金本監督は「勉強になったと思うし、やっぱり体つきとか全日本の選手を見て見劣りする自分がいる。(本人も)見劣りを感じたみたいよ。スイングとかいろいろとね」と若虎の未完成な部分を見つめた。

 体格だけでなく技術面でも実感した一流選手との差。その差を少しでも埋めるためにも、オープン戦残り全15試合に出場してレベルアップにつなげる。指揮官は「打席にどんどん立たせて、守りは慣れたポジションだろうけど、バントシフトもあるから。慣れていってもらわないと困る」と説明。場数を踏み、本番へ向けて備えさせる考えを示した。

 合宿を含めて4日間。プロで活躍する選手と過ごした時間は大きな収穫となったに違いない。「終わったことなので切り替えて、学んだことを生かしてしっかり頑張ります」と大山。気持ちはすでにシーズンへと向かっている。

 開幕まで残された期間は残りわずかだ。大山がチームの中心を担えれば、打線にも厚みが増す。2005年以来13年ぶりとなるリーグ優勝や悲願の日本一へ必須条件でもある若手の育成。英才教育で未完の大器の成長を促す。

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