糸井、ロサリオと共闘宣言 打撃技術も絶賛「すごく勉強になる」

 「阪神春季キャンプ」(14日、宜野座)

 阪神・糸井嘉男外野手(36)が14日、ロサリオとの共闘を誓った。キャンプも第3クールまで終了。助っ人の実力を肌で感じ「頼もしいのが入ってきたね」と胸を躍らせる。現時点では5番もしくは3番として、福留と3人でクリーンアップを形成することが有力。“最恐トリオ”で13年ぶりのリーグ優勝を導く。

 キャンプも第3クールが終了した。「浜風に打ち勝つ」ため、パワーアップして挑む1年。糸井はここまでの2週間を「順調」と言う。自身の調整以上に、心躍 るのが助っ人の存在。グラウンドレベルでロサリオの打撃を見て、「ヤバい」「エグい」と驚いている。

 陽気なドミニカンだが、バットを握れば印象は変わる。推定170メートル弾に、実戦2試合連続本塁打。派手な活躍に目を奪われがちだが、プロの目は別にある。「ティーとかを見ていても、すごく勉強になるからね」。豪打の裏に隠された繊細なコンタクト。準備段階にヒントを得た。

 「マイナスの壁をしっかりと作り、左肩が開かないような意識。マネして打ったりもしている。すごく頼もしい選手が入ってきた」

 昨年はキャンプ前に右膝関節炎を発症。2月はリハビリ期間となったが、今キャンプでは黙々とバットを振り込む。12日も全体練習後、ドーム内で居残り特打を行った。2つのマシンを相手に約1時間半。右足の上げ方を数種類試すなど、飽くなき向上心を持って日々を過ごす。“ロサリオ打法”も1つの引き出しになる。

 助っ人は4番。現状では両脇を福留、糸井の両ベテランが固める布陣が有力だ。03年は3番・金本(77打点)、4番・桧山(63打点)、5番・アリアス(107打点)。05年は3番・シーツ(85打点)、4番・金本(125打点)、5番・今岡(147打点)。優勝に主軸の得点力が欠かせないのは明白だ。

 「4番がどっしりしてくれたら、脇を打つ人間もやりやすさがある。逆に重要になるかもしれない」。チャンスメークにポイントゲッター、盗塁王のタイトルも狙っている。ロサリオ加入による相乗効果。共闘して目指すのはもちろん頂点だ。実戦初出場は3月上旬の予定。じっくりと準備段階を過ごしていく。

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