阪神のランディ・メッセンジャー投手（３６）が１月３１日、「ウル虎の夏２０１８」で着用するサードユニホーム「ウル虎イエローユニホーム」の発表会に参加した。昨季はウル虎ユニホームを着用した試合で２戦２勝。今夏のイベント時の対戦相手は巨人、広島。幸運の黄色い戦闘服で強敵を倒すと誓った。

　黄色を基調とした戦闘服に袖を通すと、自然と笑みがこぼれた。昨季、ウル虎ユニホームを着用した試合で２戦２勝を挙げたメッセンジャー。お披露目期間の４月２８日・中日戦では７回無失点、ウル虎の夏の７月１７日・広島戦では６回１失点といずれも好投した。デザインが変わっても、勝利を求める気持ちは変わらない。

　「（勝つことが）俺の仕事。マウンドに上がるたびにチームの勝利に貢献することを頭に入れてやっている」

　今季、予定されている「ウル虎の夏２０１８」は７月１６日からの巨人３連戦、同２４日からの広島３連戦。いずれも強敵との対戦となるが問題はない。“ウルトラ”投球でチームに勝利を呼び込んでみせる。

　勝つためにもちろん準備も怠らない。米国へ帰国中もシーズンに備えて情報収集。「巨人、広島は強敵。誰も抜けずに補強だけ進んだ。特に巨人は、いい補強をしたと思う」。前中日の主砲・ゲレーロを獲得するなど戦力アップした宿敵に警戒心を強めた。

　自チームにも心強い味方が加わった。メジャー通算７１本塁打を誇るロサリオだ。「私から言えることは『しっかり練習をしましょう』ということ」。今後も先輩として日本球界で長く活躍するための秘けつを助言していくつもりだ。

　来日９年目のシーズン。アクシデントがない限り、４年連続の開幕投手は濃厚だ。「金本監督が高い信頼をしてくれることは、光栄で名誉なこと」と寄せられる期待に全力で応える。

　１日から春季キャンプが始まる。「８年間やってきたように、しっかり練習する。自分のやらなくてはいけないことを自分が知っているんだから、それをしっかりやる」。１３年ぶりのリーグ優勝、悲願の日本一奪還へ。１カ月間、鍛錬の日々を過ごして最高の状態へと仕上げる。