ドラ1馬場、沖縄でもメモ魔になる 開幕1軍足掛かりへ「対応力」身につける

 阪神のドラフト1位・馬場皐輔投手(22)=仙台大=が28日、先乗り自主トレに参加するため空路で沖縄入りした。初のキャンプインを目前に控え、さまざまなことを吸収していく構え。そこで、日々学んだことを記入していく“馬場ノート”を活用し、知識を頭に刻み込んでいく意気込みを示した。

 約3週間に及ぶ新人合同自主トレを打ち上げ、馬場が先輩たちとともに沖縄へと降り立った。これまでを振り返り、「自分なりに試行錯誤してやってきている」と力を込める。次のステージは、開幕を1軍で迎えるために激しい競争が繰り広げられる1軍春季キャンプだ。

 ルーキーにとっては未知の舞台。コーチの指導を受けることが可能となり、レギュラークラスの選手と一緒に練習を行う。ドラ1右腕は「自分のやってきたことを忘れないように、気づいたことがあれば心にとどめておくことも大切」と学んだことをノートにメモしていく考えを示した。

 新人合同自主トレでも要点をノートにまとめてきており、それを継続する形となる。グラウンドで得た知識を、部屋で文字に起こす。そうすることで、吸収力が違ってくるのは言うまでもない。

 「全てが初めてのことだらけ」と言いつつ、不安な様子は一切見せない馬場。プロのキャンプについて「すごくいろいろな動きが入ってくるイメージ」と想像を巡らせた。これまではダッシュや遠投など基礎トレーニングが中心だった。そこに、投内連係など実戦に即した練習が加わってくる。

 そこで課題としたのは「対応力」だ。初めてだから、と足元がおぼつかないようであれば、1軍に生き残ることは難しい。「対応力っていうのを身につけていきたい」。早い段階でプロの環境に慣れることが、開幕1軍への足掛かりになる。

 伊丹空港から出発する際には、ファンがサインを求めて長い列を作った。一人一人に丁寧に対応し、会釈する馬場。そんな真面目さを野球にも生かしてみせる。“メモ魔”となって貪欲な姿勢でキャンプに臨み、プロの技術をスポンジのように吸収していく。

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