ドラ3熊谷、両打ち相乗効果 従来の右打席で「左手うまく使えている」

 新境地開拓へ、険しい道のりを一歩ずつ進んでいる。阪神のドラフト3位・熊谷敬宥内野手(22)=立大=が20日、挑戦している左打席での打撃について進境具合を説明した。

 先週からティー打撃を始め、この日から鳴尾浜の室内練習場で打撃投手のボールを打つ練習を開始した。マシン打撃ではストレート、カーブを左右両打席、同じ量を振り込んでいるが、左打席に関しては「ちゃんと振れるようになっているけど、右に比べるとまだまだ」と現状分析。「今はバットに当てることを意識しています。(バットの)先であっても、詰まっても」と左での感覚を体に染みこませている。

 難しい挑戦だが、思わぬ副産物を手に入れつつある。「スイングの軌道が変わってきましたね。右手を使うタイプでしたが、左手をうまく使えている。左右の手を等しく使えている感じです」。左打ちを始めたことによって、従来の右での打撃に変化が出てきた。DeNAへFA移籍した大和のように、左打席挑戦が右打席での打撃に好影響を与える可能性はある。

 左打席での打撃はまだ時間がかかる。「ある程度、タイミングは取れてきている」と収穫を口にしながら「あとはどれだけ強く振れるか。力強いスイングができれば」と課題を挙げた熊谷。激しい内野のレギュラー争いを勝ち抜くべく、両打ち習得へ向けて背番号4は、もがき続ける。

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