北條メモ魔になる! 正遊撃手へヤクルト山田らの助言実行

 阪神の北條史也内野手(23)が18日、新たな取り組みとして「メモ」を取ることを挙げた。きっかけは今月、松山市でヤクルトの山田や川端らと行った合同自主トレ。「調子の悪い時にどうするか」を先輩2人に尋ねると「メモ魔になれ」とアドバイスをもらった。

 北條自身、監督やコーチからの教えは、以前から書き留めていた。だが、自身の好調時と不調時の取り組みなどについては一切メモをしていなかったという。ペナントレースでは好不調の波が必ず訪れる。その時その時にどう過ごしたかを文字にして残すことは、不振から浮上への打開策にもなる。

 この日は鳴尾浜で、ドラフト3位の熊谷らとともに、ショートの守備位置でノックを受けた。西岡や糸原らにルーキーも加わる二遊間のポジション争いは、し烈を極める。ライバルの存在について聞かれると「熊谷だけではなく、内野は全員が競争なので。負けたら試合に出られないし、負けなければ試合に出れる。そう思ってやっています」と口元を引き締めた。

 悔しさを味わった昨季からの巻き返しへ-。己を見つめ、心に浮かんだこと、気付いたことを書き留めながら、背番号2が正遊撃手の座を奪いに行く。

2023-11-05
2023-11-04
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