掛布2軍監督、聖地で有終飾る 27&28日の2連戦で“掛布イズム”集大成
阪神・掛布雅之2軍監督(62)が27、28日に甲子園(ウエスタン・広島戦)でラスト采配に臨む。鳴尾浜よりも多くのファンに集まってもらうことによって、選手たちの成長を最後まで後押したい考えを示した。
「1万人以上のファンの方が来てくれた甲子園の雰囲気というのは全然違う。若手にとってすごくプラスになると思う」と掛布2軍監督。聖地初采配となった昨年5月の2軍広島戦には、1万93人の観客が詰めかけた。今季も甲子園で計10試合を戦い、その都度多くの人が集まった。
ファームの選手たちは、聖地と呼ばれる場所で戦うために、日々汗を流している。「甲子園には独特の空気感」があり、それは、そこでプレーした人間にしか体感できない。
その空気感により近いものを-。若虎の育成に心血を注いできた指揮官の願いは一つだ。自身はユニホームを脱ぐが、選手たちの野球は終わらない。2軍監督2年間の集大成としてタクトを振り、有終の美を飾る。
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