【前半戦総括】金本監督、ロジャース&西岡に「新しい風と期待している」

前半戦を総括する金本監督
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 阪神・金本知憲監督(49)が12日、甲子園球場で、前半戦最後となった中日戦の前に、前半戦の総括会見を行った。阪神の前半戦の成績は1試合を残して、42勝36敗の2位。首位・広島とは8ゲーム差となっている。

 金本監督の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 (練習後に一塁ベンチ付近で)

 -順位が2位で、前半最終戦の前の時点で貯金「6」。

 「交流戦明けにちょっと負けがこんで、貯金が12あったのが半分ですかね。そこが反省かなというか、もう少し何かできたのかなというところはあります」

 -交流戦終了までは順調だった。

 「そこまで貯金も2桁あったので、割と順調にきていたと思います」

 -手応えを感じた部分は。

 「リリーフですね。そこはほぼ、完ぺきな陣容で戦えたというか、みんな本当によくやってくれました」

 -桑原が活躍した。

 「あまり実績のないピッチャーでしたけど、セットアッパーとして七、八回をいってくれという期待の下、十分な結果というか、期待通りの活躍をしてくれました」

 -ドリスの抑えもはまっている。

 「この前、巨人戦でちょっと(3失点が)ありましたけど、1年間やっていく中でそういう試合もいくつかあると思いますし、期待以上のものは出してくれました」

 -先発の評価は。

 「先発に関しては去年もある程度の力を発揮してくれて、今年もほぼよくやったとは思います」

 -秋山は一本立ちしたか。

 「いえ、まだまだ。1年終わってみないと、これはね。まだ途中なんで。1年終わってそうやって言えるようになってほしいです」

 -藤浪が気になる。

 「かなり気になってます。彼が中心になって、連勝を伸ばしたり連敗を止めてくれたり、そういう役割をしてほしかったんですけどね。いろいろな迷いとか技術的なものとか、いろいろあると思うんですけど、とにかく早く復帰してほしいですね」

 -2軍で結果を残してからか。

 「結果と言うより、1軍での実績もある選手ですから結果というより内容ですね」

 -野手は昨年我慢した若手もいるが。

 「全体的な控えの層とか、そこら辺はレベルアップできたと思います。しかし1年、1つのポジションをレギュラーとして何があっても、1つのポジションをお前に任せるというレベルにはまだ正直、いってないと思います」

 -これからの夏場でどうなるか。

 「そうですね。高山は去年も夏場から調子を上げてきたので、そこに期待してますし。正直、欲を言えばキリがないんですけど、1年終わった時に、よく伸びたなと思えるレベルにいってほしいですね」

 -新人の糸原は。

 「慣れないショートでよくがんばってくれてますし、打率自体はそんなに高くないんですけど、いいところでタイムリーを打ってくれているので、予想以上の働きはしてくれました」

 -ロジャースや西岡の2人に関しては。

 「新しい空気と言いますか、新しい風と言いますか。期待しています。これで野手も競争がかなり激しくなってくるので、そこを何とか、誰にというところはないんですけど、競争を勝ち抜いて、勝ったらレギュラーというかね、誰か確立してほしいですね」

 -後半戦の戦いのポイントは?

 「皆さんご承知の通り、打線さえしっかり点を取れば、そこそこ戦えるというか、他のチームに全く劣っていないので、とにかく打つことです。いいところで打つ、タイムリーを打つ。打って点を取らないと、せっかくの強力なリリーフも使えないので、とにかく打ち勝つことです」

 -後半戦の開幕は、甲子園で広島戦。

 「開幕も広島で、交流戦明けも広島。またオールスター明けも広島戦ということで、なかなかしんどいオープニングになるんですけど、しっかりチームとして前を向いてね。目指すは上なんでね、とにかく上を見て、前を向いてやっていきます」

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