西岡 左アキレス腱断裂から10カ月ぶり復帰打 

 「ウエスタン、ソフトバンク3-1阪神」(30日、タマホームスタジアム筑後)

 復活ののろしを上げた。阪神・西岡が「4番・DH」で2打席限定のスタメン出場。左アキレス腱を断裂した昨年7月20日・巨人戦(甲子園)以来となる実戦復帰を果たし、1安打をマークした。

 四回の第2打席だった。2死走者なしから左腕・山田相手に右打席に立ち、3球目の外角直球を右翼線へ運んだ。西岡は「もう勝負は始まってますから。復帰戦でしたけど結果を残してやろうと」と、振り返った。

 スピードスター復活への予兆も感じさせた。「アキレス腱を切って(そこから)盗塁ができるようになれば面白い」との言葉通り、積極的に次の塁を狙う姿勢を見せた。掛布2軍監督も「一塁へ出てからのリードの大きさ。1軍であれだけの実績を残した選手のリードだよ」と称賛した。

 6月9日からのウエスタン・ソフトバンク3連戦(甲子園)で守備に就く予定で、実戦勘の回復が今後の課題となる。生まれ変わった西岡が1軍の舞台へと返り咲く。

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