救援陣に収穫 岩崎、藤川、高橋ビシッ!ベテランと若手がマッチ
「オープン戦、オリックス4-2阪神」(26日、京セラドーム大阪)
阪神がオープン戦全日程を終えた。 オープン戦で確かな収穫があったのは救援陣。ベテランと若手がマッチした戦い方ができた。この日もリリーフ4人が無失点リレー。香田投手コーチも「いい状態を維持してくれている」と手応えを感じ取った。
2-4の六回から登板した松田が、先頭に右前打を許して犠打で進塁され1死二塁のピンチを招く。ここで投入された岩崎が後続を断って七回も続投。1死を奪ったところで藤川が登板した。安定した投球で打者2人をピシャリ。八回を任された高橋も無失点に抑え「不安はない。責任を持って1イニングを投げたい」とシーズンを見据えた。
金本監督も「ピッチャーに関しては(手応えが)ちょっとあるかな」とうなずく。なかでも存在感を放ったのが桑原。オープン戦10試合に登板し防御率1・17という好成績を残した。この日は登板機会がなかったが、10年目の右腕について「彗星(すいせい)のように現れて、いいところで投げさそうかと思ってるけど。中堅の意地というか」と勝利の方程式入りも示唆した。
昨年の課題でもあった中継ぎ陣。強いチームは中盤以降の失点が少ない傾向にある。“弱点”を克服し、シーズンで一層強固なものする。