岩貞、かかってコイ 右打者えぐって6回0封!4・1開幕2戦目リハ完璧

 「オープン戦、DeNA0-1阪神」(18日、横浜スタジアム)

 昨季セ王者との戦いへ抜かりはない。DeNA打線に対し、6回無失点と好投した阪神・岩貞。再三のピンチをしのぎ、ゲームを作った。順調にいけば、あと1試合を挟んで4月1日・広島戦(マツダ)での先発が濃厚。ローテの軸として期待される左腕がしっかりと状態を上げてきた。

 右打者への執ような内角攻め。内角に構える梅野のミットをめがけて直球、スライダーを操った。カウントを組み立てる上での見せ球、そして勝負球としても使える内角球。投球全体を振り返り、「抑える配球をイメージしながら投げられた」と納得顔だ。

 昨季の広島戦は防御率4・59。6試合の登板で0勝4敗と白星はなかった。特に苦しめられたのは右打者。対戦打率・353の菊池をはじめ、鈴木、新井といった中心打者に大事な局面で安打を許す場面が目立った。だからこそこの日の内角攻めには意味がある。香田投手コーチも「外の変化球も生きるし、ピッチングの幅が広がるよね」と評価した。

 課題が残ったとすれば球速だ。この日の直球は140キロ台前半。長打を浴びる可能性が高い内角はリスクを伴う。そのため金本監督は「真っすぐを狙われて、パーンと打たれることもあったからね」と振り返りながら、「ファウルを取ってほしいよね。欲を言えばね。そういう意味で真っすぐの力、キレ、球持ちの良さだとか。ストレートで差し込んでほしい。彼に求めるものは大きくなってるから」と修正を求めた。

 もちろん岩貞自身も理解している。「もう少しスピードも出るだろうし空振りも取れてくると思う」。次回登板は25日・オリックスとのオープン戦(京セラ)が有力。マツダスタジアムで躍動する姿を頭に描きつつ、最後の仕上げに臨む。

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