鳥谷が…北條が…開幕布陣で守乱 4失策に金本監督「すぐに特守をやりたいくらい」

 「オープン戦、阪神3-2ロッテ」(8日、甲子園球場)

 着実に固まってきた開幕布陣に、また守りのミスが出てしまった。阪神・金本監督は「う~ん」と厳しい表情を浮かべ、「きょうも(失策が)4つか。キャンプ中だったらすぐ特守をやりたいくらい」と率直な心境を吐露した。

 四回に今年2度目の二塁に入った鳥谷が、一、二塁間の打球をうまく捕球したが一塁へ悪送球。続く五回1死から再び鳥谷がファンブルして出塁を許すと、2死後、高山が左翼線への飛球を追った際に芝生に足をとられて落球。痛恨のタイムリーエラーとなった。

 1点リードの八回には北條が平凡なゴロを捕球ミスし、先頭打者を出塁させた。結果的に無失点だったが、僅差の終盤でミスが起これば敗因に直結する。北條は「毎回、毎回、エラーをしていたらチャンスがなくなる」と厳しい表情を浮かべ、2失策の鳥谷も「投げる方向もショートと違う。(もっと)バウンドも合わせられた」と課題を口にした。

 キャンプ中の2月22日に行われた紅白戦では計6失策。打ち上げ時に「80点」と採点した要因に、指揮官は守備の乱れを挙げていた。二塁での起用を視野に入れる鳥谷に対しては「二塁でたくさんノックを受けてほしい。まったく逆だからね。ピボットとかも入ってくるし」。開幕まで約3週間、守りの整備が大きな課題になりそうだ。

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