糸井、絶叫「うおりゃーいけー」 バックスクリーン弾含む柵越え10発
右膝関節炎からの完全復活を目指す阪神・糸井嘉男外野手(35)が3日、甲子園で行われた同日の侍ジャパン戦(京セラドーム)にスタメン出場しないメンバーの練習に参加。フリー打撃で80スイング中、豪快なバックスクリーン弾を含む10本の柵越えを放った。
浜風の洗礼を受けた前日はオーバーフェンス2本。この日は、その中を切り裂くような鋭い打球を連発した。「うおりゃーいけー」と叫んだ66スイング目は、バックスクリーンに着弾する特大弾。短距離ダッシュも精力的にこなし、順調な回復ぶりをアピールだ。
練習後、快音を奏でた糸井へ報道陣から質問が飛ぶ。だが前日と同様、福留が“専属広報”ばりにマスコミの前に立ちはだかった。
「口内炎ができて糸井さんは話せません。今日は侍ジャパンとの試合があるし、活躍する若手を1面に書かないと。そこが腕の見せどころでしょう。だろ?糸井君」
横にいた“超人”は「そうですね」と笑みを浮かべながら答えた。福留の冗談交じりのトークは、後輩の負担を少しでも減らそうした主将の配慮でもあるのだろう。背番号7は「疲れました」とだけ話し、クラブハウスの中へ消えていった。
金本監督に「全権委任」された開幕までの調整。着実に、確実に前進している。フルパワーを解き放つ時は、そう遠い先の話ではない。
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