ドラ2小野、第2クールでフォーク解禁 ローテ入りへ猛アピールだ

 「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)

 阪神のドラフト2位・小野泰己投手(22)=富士大=が6日、第2クールから変化球を解禁する考えを明かした。まずは決め球のフォークを投げる予定。金本監督も高く評価する右腕が、ソフトバンク・千賀並みの“お化けフォーク”で開幕ローテを引き寄せる。

 キャンプ初めての休日。大山、糸原らといちご狩りを楽しむ中でも、7日からの第2クールのビジョンを描いていた。「フォークですね。大学の時も真っすぐと、フォークで投げていたので」。カーブやスライダーもある中で、真っ先に投げ始める決め球。自信を持ち、小野の生命線になる球種だ。

 現在、直球の最速は152キロ。同タイプで落差の大きいフォークを投げるのは、侍ジャパンにも選出されたソフトバンク・千賀だ。直球の軌道から消える球には、日本ハム・中田ら多くの打者が苦戦している。小野も決め球に磨きをかければ、大きな武器になる。

 「どれだけ直球に近いフォークを投げられるかが課題。落差の大きいキレのある球を投げたい」。そのためにも直球には、さらにこだわっていく考えだ。「最速より平均球速を上げていきたい。その方が打ちづらいと思います」。求めるのは数字よりも質。冷静な分析力も右腕の魅力だ。

 第1クールでは4度のブルペン投球。視察した金本監督も「素材はドラフト1位ぐらいの評価だ」と言う。開幕ローテは能見、メッセンジャー、岩貞、藤浪が確定。残り2枠を巡り、し烈な争いが始まっている。日々高まる期待を背に受け、次のステップに進むルーキー。フォーク解禁で猛アピールする。

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