西岡、2軍安芸C中盤にも全体練習合流 実戦復帰不透明

 完全復活へ、視界は開けた!左アキレス腱の完全断裂から戦列復帰を目指す阪神・西岡剛内野手(32)が、早ければ2月の高知・安芸で行われる2軍キャンプの中盤にも全体練習に合流する見通しであることが19日、わかった。実戦復帰のメドは立っていないが、着実に復帰への階段を上っている。

 アキレス腱を断裂した昨年7月20日・巨人戦から手術を経て約7カ月。タイガースタウンの高知・安芸市営球場が、復帰へのスタートを切る場所となる。もうすぐ球春到来。そして、いよいよ西岡の復活劇が始まる。

 年明けから米ハワイで日本ハム・中田、ソフトバンク・城所らと合同自主トレを行っていたが、この日までに打ち上げたもよう。大リーグ・カブスとマイナー契約を交わした川崎や、親交のあるボクシングWBA世界フライ級王者・井岡一翔も応援に駆けつけた修練の場で、復活への道を探し、視界は開けた。

 公式インスタグラムではダッシュをする自身の姿や、フリー打撃を敢行する様子をアップ。順調な回復状況を、インターネットを通してファンに発信し、また球団にもこまめに現状の報告を行っていた。正式な判断は直接西岡の体の状態を見てからだが、チームは早期の全体合流への青写真を描いている。

 球団関係者は「キャンプの中盤から後半には、全体に入ってできたらいいと思っています。報告は定期的に受けています。順調にきているみたいですね」と説明。実戦復帰の見通しは依然として不透明だが、早期の1軍復帰も夢ではない。この日のインスタグラムでは「ハワイ最後の晩餐」と題し中田とのツーショットを公開。自身が描く、究極の目標についても記した。

 「(中田)翔はシーズン前に、まずはWBCをがんばらなあかんな!若くして日の丸を着せてもらったことを思い返したら、すごく楽しかった。俺も客観的に見てんと、東京オリンピックを目指そう。俺が這(は)い上がるしかないな」

 06年の第1回WBCでは、世界一の日の丸戦士になった。現在は30歳を超え、ベテランの域に入ってきたが、3年後の20年東京五輪での日本代表入りへ、本気で挑んでいく気概だ。

 8キロ減量した78キロの新ボディー、背番号も「5」に変わる17年シーズン。最激戦区の二塁争いへ、宣戦布告だ。志の炎が消えることはない。支えてくれた全ての人のために、西岡が不死鳥のごとく奇跡の復活を遂げる。

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