若虎ウエートノルマ未達成なら…2・1強制送還も!金本監督が“懲罰”予告

 阪神・金本知憲監督(48)が、今オフに個別に設定されたウエートトレーニングの目標値をクリアできなかった選手に対して、ペナルティーを予告していることが20日、分かった。懲罰の内容は公表されていないが、キャンプ地からの強制送還なども想定される。各選手は球団施設が閉鎖される年末年始も自主トレを継続し、“試験日”の来年2月1日に備える。

 若虎には年末年始の帰省先でも心から休む余裕はなさそうだ。秋季キャンプ後も鳴尾浜で行われていた、ルーキー中心の強化指定選手による年内の合同トレはこの日で打ち上げ。年明け1月8日の再開まで各自で練習に励む、正真正銘の自主トレ期間に突入する。

 金本監督が指定した若手24選手には来春キャンプ初日に挙げるべき重量のノルマが課されている。ウエートトレーニング部門を担当する権田トレーナーは「大幅にできていなければ、監督の方からペナルティーが間違いなくあります」と明かした。

 懲罰の内容については指揮官の胸の内だが、同トレーナーは「万全な状態で2月1日から実戦がやれるというぐらいに若手は体を仕上げてきてくださいという監督からのメッセージ」と代弁する。

 「体を作ってこなかったということは仕事に入っていけない」とし、課題の数値を達成できなかった者を「やる気がない」と判断。1軍キャンプ地の沖縄・宜野座から2軍の高知・安芸へ、場合によっては鳴尾浜への強制帰還などの厳しい処分も想定される。

 種目と重量は個別に設定されており、スクワットは体重の2倍をベースに算出された目標値を10回連続で挙げてクリアとなる。権田トレーナーは「常にやっている者であれば、それほどきついものではない。まだ(目標値に)届いていない選手、間を空けてやっていない選手からすれば、ある程度きつい設定になっています」と説明する。

 高山、板山、横田らすでに達成している選手もいるが、来年2月1日まで数値を維持する必要がある。この日の練習後に千葉に帰省した高山は「ここで休んでしまったら、今日までやってきた意味がない。もっとレベルアップして帰ってくるぐらいの気持ちでやろうと思っています」と表情を引き締めた。

 練習前には選手たちに年末年始の過ごし方の注意事項も言い渡された。来年2月1日までは6週間。自覚を持ったオフを過ごさなければ、チーム内競争が本格化するキャンプに参加すらできないという事態が待ち受けている。

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