福原、18年の現役生活にピリオド 今季最終戦で打者1人打ち取る

8回、阪神・金本知憲監督からボールを手渡され現役最後のマウンドに上がる阪神・福原忍=甲子園(撮影・飯室逸平)
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 「阪神-巨人」(1日、甲子園球場)

 今季限りでの現役引退を発表している阪神・福原忍投手(39)が、シーズン最終戦となる巨人戦で5-0の八回に登板。打者1人を打ち取り、18年のプロ生活を締めくくった。

 リリーフカーに乗って登場した瞬間、スタンドからは大歓声。マウンド上では金本監督がボールを持って待っており、そのままグラブへ渡された。声をかけられ、投球練習を開始。1球1球投げ込む姿にスタンドは再び沸いた。

 巨人・立岡に対して投じた1球目はボール。2球目は見逃しでストライクを奪い、カウント1ボール1ストライクとなった。そして3球目。142キロ直球で左飛に仕留め、打者1人をしっかり打ち取った。投じた3球は全て直球だった。

 涙を流しながらマウンドを降りると、「福原コール」がわき起こった。一塁側ベンチでは指揮官にハイタッチで出迎えられ、チームメートとも次々と握手を交わした。スタンドもスタンディングオベーションで右腕をたたえた。

 福原は広陵、東洋大を経て1998年度ドラフト3位で阪神に入団。先発に、リリーフにと活躍し、通算595試合で83勝104敗29セーブの成績を残した。

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