金本監督、若虎に感謝「僕のミスを救ってくれた」

生還した大和を笑顔で迎える阪神・金本監督=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神6-1中日」(31日、甲子園球場)

 終盤の逆転勝ちで、2カード連続の勝ち越しを決めた阪神・金本監督は「ハラハラしますけど、価値ある勝利だと思います」と笑顔を見せた。

 1点を追う七回、先頭のゴメスが中前打で出塁も、続く江越の強攻は裏目に出て併殺打。チャンスがついえたかと思ったが、そこから中谷、北條が連打。続く代打・狩野が2点二塁打を放ち、試合をひっくり返した。

 その場面を振り返った金本監督は「僕のミスなんですけどね。江越のところで、彼がどういうバッティングをするか期待して、今後のことも考えまして…。それを中谷、北條がつないで、狩野がひっくり返す。僕のミスを3人が救ってくれましたね」と反省の弁を語りながらも、若虎に感謝した。

 投げては、岩崎が7回1失点に抑えて、2カ月ぶりの2勝目。「今シーズン、そこまで打ち込まれてないんでね。どちらかというと不運で、抑えても点を取ってもらえず、勝てなかったので。岩崎に勝ちがついてよかったです」と喜んだ。

 「ウル虎の夏2016」と題し、黄色の限定ユニホームに身を包んだ本拠地6連戦は5勝1敗と、8月反攻へ弾みをつけた。「それまでがわるすぎたんで」と苦笑いしながらも、「いつかいい流れが来ると信じてましたけど、このいい波を、自分たちでつかんだままにしとかないと。一切、気を抜いたりしないようにしないと」と指揮官は巻き返しを誓っていた。

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