ドラ1高山、被災地に誓う全力プレー
阪神のドラフト1位・高山俊外野手(22)=明大=が11日、東日本大震災の被災地へ思いをはせた。震災直後の11年春の選抜に出場した当時を「この状態で野球をやっていいのかと思いました」と回顧。開幕スタメンを目指し、奮闘する青年は誓う。全力プレーを被災地へ届け、多くの人々を勇気づける。
「野球ができる喜びを感じながら、そういう気持ちを忘れずにやっていきたいです。僕ができるのは、一生懸命やっている姿を見せることだと思います」
脳裏には5年前の情景が浮かんでいた。未曽有の大震災が起こった12日後、第83回選抜高等学校野球大会が開幕した。スローガンは「がんばろう!日本」。国旗、大会旗、毎日新聞社の社旗は半旗だった。「すごく覚えています」。普段と違う甲子園に複雑な感情を抱きながら、泥臭く白球を追った。
当時、日大三高3年だった高山は4試合で17打数9安打、打率・529と獅子奮迅の働きを見せる。魂を込めたバットでチームを4強入りへと導いた。また明徳義塾との1回戦で放った左前打が、今に続く甲子園15試合連続安打の1本目。思いは、今も変わらない。
残り8試合となったオープン戦。片岡打撃コーチは「疲れているところで、どれだけできるか。プロ野球選手はその中でやっていかないといけない」と、疲れの見えるルーキーへゲキを飛ばした。東北へ勇姿を見せるためにも、正念場を乗り越え、開幕スタメンをつかみ取る。
関連ニュース





