掛布流プラン!サインは選手が考えよ

 「阪神2軍春季キャンプ」(19日、安芸)

 阪神の掛布雅之2軍監督(60)が19日、3月中旬のウエスタン・リーグ開幕までに選手が自ら考えてサインを出すゲームを設けるプランを明かした。

 「選手が自分で考えてバントだったり、エンドランだったり、進塁打のサインを出すゲームをつくろうと思っている」と指揮官。ベンチからではなく、選手が打席に入る前に考えてサインを出すのは極めて異例だ。

 その狙いを掛布2軍監督は「ベンチと選手の野球観がイコールになるのがベスト」と説明した。プロになるのはアマ時代に1番か中軸を打った経験しかない選手がほとんどで、送りバントや進塁打には不慣れ。ベンチのサインに疑問を持ったままでは、プレーに迷いが生じ失敗の確率が高くなる。

 だからこそ選手自身が状況、場面によって何をすべきかを考える必要がある。1軍では「勝利」が至上命令。個人の感情やプレーよりも、チームを優先させなければならない。「自分で考えてサインを出すことで自己犠牲の意味が分かると思う」。2軍で“勝つ野球”を自ら実践できれば、1軍昇格後も迷いなくプレーできる。

 次々と斬新な一手を繰り出す掛布2軍監督。虎を強くするために、いかなる既成概念にもとらわれない。

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