隼太できた新打法!5年目の反攻へ決意

 阪神・伊藤隼太外野手(26)が21日、甲子園クラブハウスで汗を流し、年末に母校・慶大で後輩・中谷と共に自主トレを継続することを明かした。最重要テーマは打撃フォーム固め。金本監督、掛布2軍監督から指導を受けた新打法の完成を目指し、徹底的にバットを振り込む。

 「キャンプ中にやってきたことを続けていこうと思っています。ステップ幅が広くならないように。トップも浅くならないように、深くとりたい」

 秋季キャンプで指揮官から指摘されたのは、バットのトップの位置だ。「今までは深く入れると強く振れなかった。でも今は強くインパクトできるようになってきている」。実戦で結果につなげ、手応えも明かしていた。

 母校はフリー打撃も可能な最高の練習環境が整う。「自分のときからは監督も代わっているのに、使わせてもらってありがたい」。今季は63試合の出場で打率・252、2本塁打。相手先発の左右によって江越と併用され、レギュラー定着には至らなかった。プロ5年目を迎える来季こそ母校へ恩返ししたい。

 あごにはワイルドなひげを蓄える。「オフの間だけです。すぐにまたそりますよ」。野性味あふれる表情は、外野競争を勝ち抜く決意に満ちていた。

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