高橋聡「ジェフ」になる!新V方程式へ

 中日から国内FA権を行使し、阪神に移籍が決まった高橋聡文投手(32)が11月30日、愛知県豊田市の藤岡カントリークラブで行われた中日選手会の納会ゴルフコンペに参加した。23日の契約合意後、初となった公の場。左腕は03、05年のリーグ優勝に貢献した助っ人、ジェフ・ウィリアムスのような活躍を約束した。1日午後、西宮市内のホテルで入団会見が行われる。

 高橋聡の視線の先には聖地・甲子園のマウンドがあった。慣れ親しんだ仲間とのゴルフが終わり、新天地での目標を口にした。在籍7年で371試合に登板し、藤川、久保田と形成した「JFK」で2度のリーグ優勝に貢献した助っ人。ジェフ・ウィリアムスのような左腕を目指し、突き進んでいく。

 「そこ(勝利の方程式)を任せられるようになりたいと思います。左打者のワンポイントもあるかもしれませんが、1イニングをしっかり投げられるようにやっていきたいです」

 10年は自己最多63試合に登板し、防御率1・61でリーグ優勝に貢献。直球で攻め、フォークで仕留める投球で、セの強打者たちを封じ込めた。今季は35試合の登板に終わったが、本来の投球ができれば往年のジェフと同じく、相手を圧倒することができる。

 熱心に誘ってくれた金本監督への思いも強い。

 指揮官は逃げずに真っ向勝負を挑む投球スタイルを「ジェフ・ウィリアムスみたいな感じかな」と評し、大きな期待を寄せてくれている。ジェフのような絶対的な存在になって、恩返しをしたい。左肩痛などケガもあり、今は150キロを投げることは難しいが、あふれる闘争心は全盛期そのままだ。今季、猛虎の中継ぎ左腕は高宮一人に頼っていた。高橋聡が力を発揮すれば、チームの懸案は解決される。

 「想像できないですけどね。楽しんで投げたことがないので、あまり意識はないです」

 来年3月25日、開幕戦の相手は、古巣のドラゴンズ。しかし特別な意識はない。年内は名古屋市内で自主トレに励み、年明けは鳥取市内のトレーニング研究施設「ワールドウィング」で汗を流すことも検討中。万全の準備を期し、聖地へ向かう。「和製ジェフ」が虎の救世主となる。

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