梅野不安…来季本塁上でのブロック禁止

 阪神の秋季練習が行われている甲子園に29日、審判員2人が訪れ、来季から導入される本塁上でのブロックを禁止するルール改正について説明した。

 これは本塁でのクロスプレーに際して、捕手が走路を防ぐこと、ブロックをすることを禁止するもの。危険な衝突を禁じ、ケガの防止を目指すもので、妨げた場合には走塁妨害として得点が認められることになる。

 大幅なルール改正に現場からは戸惑いの声が聞かれた。フェニックス・リーグで試験的に導入されたが、清水がブロックした際に走塁妨害と判定されたという。来季からは本塁上でもタッチプレーが基本になる。早速、全体練習後に捕手が練習したが、反射的にブロックの体勢をとってしまうシーンもあった。

 梅野は「小学生のころからやってきたこと。体で覚えてることなので1点もやりたくない場面で自然とブロックの格好になる気がする。得点はかなり増えると思います」と不安を口にした。平田チーフ兼守備走塁コーチは「速くタッチするためにミットの形も一塁ミットのようなものになっていくんじゃないか」と道具の対応も迫られるとみた。

 逆に攻撃には有利となる。高代ヘッドコーチは「DeNAの高城が藤浪にブロックしたことがあったが、ああいうのはなくなる。ケガがないなら投手でもどんどんまわす。スライディング練習もさせるよ」と話した。

 チームにはNPBより今季から導入されたメジャーのプレーを編集した映像の提供もあった。秋季練習、キャンプで徹底していくことになる。

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