梅ちゃん弾丸3号!5・19以来の先発

 「ヤクルト6-4阪神」(1日、神宮)

 巡ってきたチャンスは逃さなかった。阪神・梅野が右翼席へ弾丸ライナーの3号2ラン。5月19日の巨人戦以来の先発で、パンチ力を見せつけた。

 2点を追う四回2死一塁だった。カウント2ストライク。成瀬の外角直球を逆らわずに打ち返すと、低いライナーが右翼フェンスを越えた。

 「捉えたけど、高さがどうかなと思った。逆方向だったので、本塁打になるとは思わなかった」。5月13日のヤクルト戦以来となる一発は、自身も驚く同点弾となった。

 今後に光が差す一振りだった。今季は開幕スタメンを勝ち取りながら、5月24日にプロ入り初の2軍降格となった。それでも2軍で初練習となった同26日は、誰よりも早くグラウンドに現れた。「常に強い気持ちを持って、出せるものは全部出したい」。自らを見つめ直して、6月12日に1軍昇格を果たした。

 この日は43日ぶりの先発。「久々だったので気合が入っていたし、少し緊張していた」。少ないチャンスで残した結果は、何よりの自信となった。

 経験豊富な藤井、鶴岡にはないパンチ力を持つ背番号44。手に残った感触を自信に変え、再び正捕手獲りへ突き進む。

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