岩本崩れず粘りの六回途中1失点

 「中日2-1阪神」(15日、ナゴド)

 課題は解消されないままだった。懸命に粘ったとはいえ、リズムに乗りきれない。原因は分かっている。計6度あった先頭打者との対戦で、すべて出塁を許したことだ。5回2/3を10安打1失点。最少失点でしのいだ阪神・岩本だが、反省しながら帰りのバスに乗り込んだ。

 「先頭バッターを出しすぎてしまいました。そのせいで、すごく苦しいピッチングになってしまいました」

 3者凡退のイニングがなく、唯一の失点は、三回に先頭の大島に浴びた右翼席へのソロ弾によるもの。五回を除き、すべて得点圏に走者を背負う形となっていた。どうしても重い展開になるのも無理はない。

 前回8日のDeNA戦では5回0/3を4失点で今季初黒星。この試合では計6度の先頭打者との対戦で、出塁を許さなかったのはわずかに1度だけ。この日に臨むにあたり、先頭打者への意識を強めていたが…。

 「野手のみなさんが守ってくれたので、なんとか1失点で済みましたけれども、3人でしっかりと抑えられたイニングがなく、攻撃へのリズムをつくることができず反省です。(先頭の)対策を考えないと」。再三のピンチで耐え、意地は見せた。だからこそ、浮き彫りになった課題の克服が急務となる。

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