江越3タコ…ホロ苦スタメンデビュー

 「巨人3-0阪神」(5日、東京ド)

 悔しいスタメンデビューとなった。阪神のドラフト3位・江越(駒大)が伝統の一戦に「7番・中堅」で出場したが、結果は3打数無安打2三振。プロ初安打はお預けとなった。

 2日のヤクルト戦で初出場を果たし、今季9試合目での初スタメンだった。「やってやろうという気持ちだった。最初は緊張したけど、途中からいつも通りプレーできた」。独特の雰囲気にのまれることはなかった。

 左翼席の大歓声に迎えられた二回2死一塁での第1打席。3球で追い込まれた後、バットを短く持ったが空振り三振に倒れた。続く五回は一ゴロ、八回は空振り三振。同じドラフト3位の巨人・高木勇に完敗を喫した。

 それでも持ち味のフルスイングは見せた。「相手は直球にキレがあって、スライダーもあるので絞りきれなかった。結果は出なかったけど、自分のスイングができたのでしっかり修正したい」。和田監督も「新人もベテランも(安打が)1本出るまでは、なかなか自分のスイングができない。振っていく姿勢は出ているし、いずれは1本出ると思う」と期待を膨らませた。

 幼少期は巨人ファンで、大学時代には東京ドームで巨人戦を観戦したこともある。憧れの舞台は「特に意識はしなかった」と振り返った江越。この経験を糧に、次回こそ結果を残す。

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