ドラ3江越あっ痛っ!デビューは死球

 「ヤクルト9-2阪神」(2日、神宮)

 開幕から6戦目。思い出の神宮でようやくスタートを切った。阪神ドラフト3位・江越(駒大)がプロ初出場だ。

 六回の守備から中堅で出場。直後の七回無死の初打席は死球で、一塁上で苦笑いした。「打ちたかったですね」。九回1死も右飛に終わり、プロ初安打はお預けとなった。

 それでも「むちゃくちゃ緊張したけど、ずっと出たいと思っていたので」と表情に充実感をにじませた。

 神宮はアマとして最後にプレーした球場だ。昨年11月19日。神宮大会決勝で明大を破り、日本一に輝いた。プロ入り後、寮へ持ち込んだ野球で唯一の思い出の品は、同大会の優勝メダル。苦しい時の励みだ。「ずっとプレーしていたので景色が懐かしかった」。結果は伴わなかったが、記憶に残る第一歩となった。

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