メッセ「G倒ローテ」首脳陣が示唆

 阪神・中西清起投手コーチ(52)は2日、今季の開幕投手が確実なランディ・メッセンジャー投手(33)を、シーズンでは巨人に重点的にぶつける考えを示した。昨季は巨人戦8試合に先発して4勝1敗、防御率3・17。「誰が行くとかは決めていない」と明言は避けながらも「週末は巨人、広島、巨人、広島が続くからな」とGキラー・メッセンジャー中心に、ローテを組むことは確実だ。

広島戦にも3度

 交流戦まで巨人戦に4試合登板することを見越し、4月は“ゆとりローテ”でスタートする。3月27日の中日戦で2年ぶり2度目の開幕投手を務めることが決定的。その後は今年最初の伝統の一戦、4月3日・巨人戦(東京ドーム)に向かう。10日・広島戦、17日・巨人戦までは、中6日で先発予定。翌週の広島戦は2連戦のため、中7日の十分な間隔を開けて25日に先発する見込みだ。

 5月は中5日でフル回転する。2日・巨人戦以降、8日・広島戦、14日・ヤクルト戦に続いて20日・巨人戦に先発する方向だ。

 昨季の巨人との好相性にも、メッセンジャー自身は納得していない。「巨人戦に投げられたことは満足しているけど、もっといい成績を残せたと思う」。巨人をたたかずして頂点は見えてこない。安定感抜群のGキラーが、王者の前に立ちはだかる。

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