ドラ3江越に英才教育!11日デビュー

 「阪神春季キャンプ」(5日、宜野座)

 阪神のドラフト3位・江越大賀外野手(21)=駒大=が今年初の対外試合となる2月11日の練習試合・日本ハム戦(名護)で実戦デビューを果たすことが5日、決定的になった。中堅での先発が有力。和田監督は今後も数多くの打席に立たせ、英才教育を施す方針を示した。

 宜野座キャンプ第1クール。江越は打撃で誰よりも注目を浴び、評価を上げ続けた。実力は本物なのか。早くも腕試しの舞台が用意されることになった。

 球団関係者は「江越はセンターで出ることになると思う。和田監督や掛布DCも実戦向きだと評価している」。上本、今成ら一部の主力も出場する可能性がある今年初の対外試合、11日の日本ハムとの練習試合。ドラフト3位ルーキーが、先発で実戦デビューを果たすことが濃厚となった。

 和田監督も現時点での実力を見極めたい意向を持っている。練習休日のこの日、宿舎で取材に応じ「数多く打席に立たせようと思う。投手が投げた時に集中力が出る。初めての(プロの)投手との対戦で非常に内容がよかったので」。早い段階で投手との対戦を重ねて弱点を洗い出し、今後の育成につなげていく方針だ。

 デビュー戦ではどれだけの打撃を見せてくれるのか-。第1クールでは期待が膨らむだけのバッティングを見せた。

 初日はフリー打撃で102スイング中15本の柵越えを放った。3日はロングティーで、左翼へ推定飛距離140メートルの場外弾。コンパクトなスイングから繰り出す打球の飛距離は、すでにチームトップクラスであることを証明した。

 飛ばすだけではない。4日はフリー打撃でプロの投手と初対戦。岩貞を相手に22スイングで11本の安打性の打球を放った。和田監督は「スイングした球はほとんど芯で捉えている感じだった」。直球にも力負けせず、広角に鋭い打球を打ち返す巧打にうなった。

 今季の外野は左翼・マートン、中堅・大和、右翼・福留がレギュラーとなることが確実。駒大時代は走攻守三拍子そろった選手と評価された江越でもまだまだ課題は多く、レギュラーとの差は大きい。伊藤隼、中谷、柴田らと1軍の座を争う立場だ。ただ、その中でも期待が高いからこそチャンスが与えられる。高い注目度の中、背番号25がベールを脱ぐ。

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