ドラ2石崎、驚異の“無重力ボール”

 阪神のドラフト2位・石崎剛投手(24)=新日鉄住金鹿島=が27日、沖縄合同自主トレ初日で“無重力ボール”を披露した。ブルペンでの投球で、片山ブルペン捕手を「球が落ちてこない」と驚がくさせた直球。期待の右腕が早速大器の片りんを見せつけた。

 中腰になった片山ブルペン捕手のミットをめがけ、直球のみ40球。その威力抜群の直球はベテランのブルペン捕手をうならせる“無重力ボール”だ。「力強くてきれいな回転でしたね。球が落ちてこない。びっくりしました」。かつて藤川(現レンジャーズ)の直球を受けていた男が思わずうなった。

 151キロ右腕・石崎が目指している“無重力ボール”。それを投げるためには回転数を増やし、初速と終速の球速差を少なくすることが重要だという。「『指先まで神経を使っている』と球児さんも言っていた。キャッチボールから意識している」。石崎が求める球。それは藤川の火の玉ストレートだ。

 ブルペンでは近日中に捕手を座らせる予定。「2月11日に実戦(日本ハム戦)があるので、それに合わせるかたちでやっていきたい」と力強く語った石崎。「武器だと思います。生かしていきたい」。“無重力ボール”を引っさげ、一番の輝きを放つ。

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