藤浪、開幕投手に浮上 巨人戦から逆算

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が来年3月27日に行われる中日との開幕戦(京セラドーム)で、開幕投手を務める可能性が20日、浮上した。今成、大和とともに大阪市内の商業施設「WISTE」で行われたトークショーに参加した中西清起投手コーチ(52)が開幕ローテについて言及。開幕3カード目の巨人3連戦(東京ドーム)をにらみ、藤浪を開幕カードに投入する方針を示唆した。

 エースの称号を狙う来シーズン。プロ3年目を迎える藤浪に栄えある開幕投手が託されるかもしれない。開幕ダッシュはもちろん、「打倒巨人」を掲げる中西コーチが開幕投手について言及した。

 「晋太郎も開幕投手の候補に入ってくる。中日、ヤクルト、巨人と続くカードを考えれば入っていい存在だ」

 来季は3月27日の中日戦(京セラ)からペナントレースが開幕する。その後の対戦はヤクルト(神宮)、巨人(東京ドーム)と続く。現時点では藤浪を含め、能見とメッセンジャーが有力候補に挙がる。

 ただ、中西コーチが重要視するのは開幕戦の1週間後、4月3日からの巨人3連戦だ。ここに今季、巨人戦4勝(1敗)を挙げたメッセンジャー、CSファイナルS初戦に7回1失点で勝利した藤浪をぶつけたい。

 これまで長身の藤浪とメッセンジャーを同じカードで先発させることは多くなかったが、中西コーチは「ありえるな。(その後)続けさせることはないけれど真ん中に誰かを挟んだりとか」と開幕ローテ構想を明かす。

 来季もカギを握るのは助っ人の起用法だ。「短い間隔で投げる方が好き」と話すメッセンジャーは基本的に中5日で登板してきた。来季の開幕戦を藤浪、第3戦をメッセンジャーに託せば、3日の巨人戦に藤浪が中6日で回り、2戦目の4日にメッセンジャーが中5日で先発することができ、G倒ローテが整う。

 「監督の方針だから。メッセ、藤浪、能見全員含めて、コンディションのいい選手を使う」。あくまでキャンプの状態を見てから判断する方針だが、藤浪の開幕投手抜てきは現実的なプランだろう。

 球団創設80周年を迎える来季はリーグ制覇が至上命題。今季は日本シリーズに進出しながら、巨人にはリーグ3連覇を許し、7ゲーム差をつけられた。メモリアルイヤーは打倒・巨人でスタートダッシュを決める。

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