ゴメス4打席連続K、バット叩き折る…

 「広島6-0阪神」(22日、マツダ)

 冷静な阪神・ゴメスが感情を抑えられなかった。四回無死一塁。空振り三振に終わるとバットを地面にたたき付け、真っ二つに折った。そのいら立ちに拍車を掛ける来日初の4打席連続三振。試合後はいつも足を止める男が取材に応じず、険しい表情のままバスへと乗り込んだ。

 前田に第1打席から完璧に抑え込まれた。初回2死二塁は内角低めの149キロで見逃し三振。六回2死も内角高め、ボール球の150キロで空振り三振。八回2死一、三塁はボールからボールになる外角スライダーにバットが止まらなかった。

 6月15日の西武戦以来2度目の1試合4三振。全打席三振は来日初だ。関川打撃コーチは「見極めはできていたと思うけど…。きょうはしょうがない。マエケンにあれだけ(コースに)集められたらね」とかばったが、主砲のブレーキは0封負けの一因となってしまった。

 それでも終わったことを引きずっていられない。和田監督は感情を表に出したゴメスに対して「全体的にそういうところがあったけどそれをいかに早く戻せるか。平常心で野球をすることが大切」。4番の切り替えなくして、奪首はあり得ない。屈辱的な経験をバネにした奮起が見たい。

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