西岡&福留帰ってくる!26日1軍合流

 「ウエスタン、阪神8-2オリックス」(24日、鳴尾浜)

 2軍調整中の阪神・西岡剛内野手(29)と福留孝介外野手(37)がリーグ戦再開となる27日の中日戦(甲子園)から1軍復帰することが24日、確実となった。この日は両選手ともウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)に出場。和田豊監督(51)が視察に訪れ、最終チェックを行った。

 ゼロからのスタートの切り札は、やはりこの2人だ。左右の肋骨(ろっこつ)骨折などの故障を負った西岡、そして不振脱出を図る福留。リーグ戦再開とともに1軍に復帰する見込みとなった。

 この日は甲子園球場で全体練習が行われたが、和田監督は練習途中で甲子園を後にし、2人が出場する2軍戦視察へ、鳴尾浜へと急ぎ向かった。

 指揮官の見守る中、西岡は「1番・三塁」でフル出場し5打数2安打。福留は「3番・右翼」で、七回1死一、二塁から左前適時打を放つなど5打数1安打2打点。ともに結果を示して見せた。

 試合後、和田監督は西岡について「順調だね。1試合いくのは問題ない。連戦になった時にどうか。明日の試合に出て、その後の体の状態もある。そこをクリアすればいけるんじゃないか」と話し、早ければ26日の全体練習から1軍に合流させる見通しを示した。

 2軍戦では三塁手での出場となっているが「試合感を含めて、十分な動きを見せている」と及第点だ。不振の福留は、降格後の2軍戦で打率・222ながら、打線の起爆剤として25日の2軍戦出場後、26日から1軍復帰することが決まった。

 西岡は「まだまだですね。たまたま結果が出ているだけ」と打撃の状態は100%ではない。それでも「1試合出れば疲れはあるが、それも慣れ。夏場は体力的にしんどくなるけど、そんなことも言っていられない」と復帰へ向けての準備を、黙々と続けている。

 一方で「状態?知らない。オレには分からない」とけむに巻いた福留だが、2軍で試合出場を続け、本来の姿を取り戻そうと汗を流し続けた。ゼロからのスタート。2人の復帰が、猛虎に再び活気を与えられるか注目だ。

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