藤浪最速155キロもまたも「100球の壁」

 「中日3‐6阪神」(6日、ナゴド)

 阪神・藤浪本来の荒々しい投球がよみがえった。序盤から球威ある直球は1軍最速タイの155キロをマークするなど、150キロ超えを連発。「調子が良かったのでどんどんいきました」とエンジン全開だ。二回には圧巻の三者連続空振り三振を奪った。

 4月は2勝2敗、防御率4・41と不本意な成績で終えた。5試合の先発のうち4試合でカード初戦を任されたが「100球の壁」を越えられない。打開策の1つとして、調整法をマイナーチェンジ。プロ入りから登板前日のブルペン入りを続けてきたが、今回初めて2日前に変更した。本人は「ちょっと変えてみようかと」と多くを語らないが、目の前の課題を克服しようと、改善策を練る日々だ。

 しかし100球に達した六回に力尽きた。先頭ルナの四球から1死二、三塁のピンチを迎えた場面。一塁は空いていたが、和田との勝負を選択した。叩きつけた打球は前進守備の遊撃へ弾み、痛恨の1点を失った。

 「四球がもったいなかったですけど、それ以外は悪くなかった。次から無駄な四球をなくしていきたいです」

 6回3安打2失点にまとめた一方で、5四死球と制球は乱れた。課題と収穫が浮き彫りになる中、巻き返しの5月へ光は見えた。

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