呉昇桓が異例のキャンプ最多102球
「阪神春季キャンプ」(22日、宜野座)
阪神の新守護神・呉昇桓投手(31)が、宜野座のブルペンで今キャンプ最多の102球を投じた。リリーフ投手がブルペンで100球以上を投げるのは異例。それでも石仏は表情を変えず“自己流調整”を強調した。
「今はちょっとずつ上げている段階です。韓国でもこの時期はこれくらい投げていた」
自慢の「石直球」がバシバシとコーナーに決まった。来日初登板した20日の紅白戦では、1回を1安打2失点。新井に特大弾を打たれたが、心配無用。球数を投げても、剛腕の球威は衰えなかった。
約半分、セットポジションから投げ、超速クイックも披露。「(韓国では)あまり走られた記憶はない。クイックのタイムも計っていましたが、速い方だと思います」と胸を張った。
今後は25日の韓国・LGとの練習試合(宜野座)に登板する可能性もある。本領を発揮するのは、これからだ。