宜野座組と安芸組を積極的に入れ替え

 阪神は23日、合同コーチ会議で決定した沖縄・宜野座キャンプの参加メンバー39選手を発表した。和田豊監督(51)は「シーズンは長い。レギュラー8人だけで144試合は戦えない」と若手の底上げに力点を置く方針を示した。

 秋に芽生えた若い力。伸びしろの大きさと台頭の予感を抱いた。また見たい、もっと手元に置いておきたいと思わせた新戦力。和田監督は迷いなく沖縄・宜野座組のメンバーに加えた。

 「若い力プラスアルファが必要になってくる。シーズンは長い。レギュラー8人だけで144試合は戦えないから」。金田、西田、森田、中谷、緒方。昨秋の安芸キャンプで、飛躍のキッカケをつかみ、下地が整いかけた5選手をさらに磨く。

 反省を成功への糧とする。昨シーズン終盤の大失速。「あそこでチームの悪い流れを変える若い力が足りなかった」。チーム全体の力を上げる補強点に指揮官は若さを求めた。

 沖縄・宜野座組と高知・安芸組の入れ替えも積極的に行っていく姿勢も打ち出した。「ある程度、刺激も与えていかないといけないから」。鍛える秋と異なり、春は戦う集団を整える時期。信賞必罰の方針で、ふるいにかける。

 現有戦力と若さの融合。机上の計算では導き出せないプラスアルファが、宿敵・巨人との差を縮める要素となる。高い次元での競争が新たな活力を生む。目視できない火花が、タテジマを変える。

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