ドラ1岩貞、先輩投手からプロの球盗む
阪神の新人合同自主トレが15日、鳴尾浜で行われ、ドラフト1位の岩貞祐太投手(22)=横浜商大=が次クールに予定されているブルペン入りに向けて、プロの先輩投手が投げるボールを観察する考えを明かした。
「プロのボールを間近で見たことがないので、まずブルペンで確認したい。直球のキレや、変化球の曲がり具合など、どれくらいのレベルでやっているのか見たい」と語った。現時点で自分がどのレベルにいるのか。チームメートの投球を見ることで現状を把握し、開幕ローテ入りに何が必要かを考える機会にもなる。
もちろん肝心の自らの調整は怠らない。遠投では約80メートルの距離でもしっかり投げている。「7割くらいの力では投げられている。(ブルペンで)力強い球を投げられるように」と肩の仕上がり具合は問題ない様子だ。
大学時代は楽天に入団したドラフト5位の西宮の投球を隣でチェックしていたという。岩貞がライバルのボールをじっくりと観察する。