鳥谷フル出場で“鉄人遊撃手”襲名や
開幕から遊撃でフルイニング出場を続ける阪神・鳥谷敬内野手(32)が、8日のDeNA戦(横浜スタジアム)でフル出場すれば自身初となる2年連続フルイニング出場を達成する。7日、甲子園での全体練習に参加し、144試合目に備えて横浜へ移動した。
記録について鳥谷は「特にないですよ。まだ明日になってみないと分かんないですから」と慎重に言葉を選んだ。ただ豊富な運動量と確かな守備力が求められる遊撃手で、2年連続のフルイニング出場を果たせば、阪神では72、73年の藤田平(本紙評論家)以来の快挙となる。
開幕から安定した守備力でチームをけん引し、打撃でもクリーンアップを担ってきた。遊撃手として通算4度目のフルイニング出場は前人未到の領域だ。
久慈内野守備走塁コーチは「本人のモチベーションはそこにある。こっちから見れば代わっても良い場面でも、本人に代わる気がないから。準備、ルーティンのたまものじゃないかな」と言う。144試合目のラスト1イニングまで、鳥谷はショートのポジションを守り抜く。