桧山セ歴代2位タイ代打154安打

 「阪神3-6巨人」(15日、甲子園)

 阪神・桧山がメモリアル安打で好機を広げた。3点を追う九回、一死一塁から代打で登場。守護神・西村が投じた初球のフォークに食らいつき、鮮やかに一、二塁間を破った。代走を告げられベンチに退くと、聖地の大歓声が背番号24に注がれた。

 「イメージはしてなかった。速いピッチャーだからね。ゲッツーを取りたいだろうと思って。初球、低いところに決められて、打った瞬間『あっ』と思ったけど間を抜けてくれたね」

 この安打が代打通算154本目。浅井樹(広島)に並び、セ・リーグ2位タイとなった。

 「勝ちたかった。こっちもエースだからね。とにかく、また明日」。試合後、悔しさをにじませながらも、すぐに気持ちを切り替えた。チームの勝利のため、安打を積み重ねていく。

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