ブラ砲ねじ伏せた!メッセ熱投で3勝目

 「DeNA5‐10阪神」(26日、横浜)

 ブランコのバットに空を切らせると、右拳を握り、声にならない感情を吐き出す。派手なアクションは、勝負の重みを承知していたからこそのもの。得点直後のイニング、味方のミスが絡んだピンチ…勝敗の行方を握っていた4番との力勝負を制し、阪神・メッセンジャーが3勝目をつかみ取った。

 「イニングのすべてが申し訳なかったし、誇れるものではなかった。(三回の)ピンチを抜けられたのは良かったけど、それだけだった」

 7回2/3を5失点で降板したことを悔やんだが、勝利に貢献したことは間違いない。見せ場は2点を奪った直後の三回。1死一塁からの西岡の失策などで、2死満塁でブランコを迎えた。ここまで12本塁打の4番に対し、1ボールから直球を3球続けて2‐2となると、5球目も直球を選択。思いきり右腕をしならせ、空振り三振に仕留めた。

 DeNA戦の対戦成績は、ここまで通算19戦7勝2敗で防御率は2・19。今季は12日に甲子園で対戦し、無四球で完封勝利を挙げるなど、この試合までDeNAに23イニング連続無失点だった。「スライダーが良くなかった」と反省したが、それでも要所を締めた。

 これで、メッセンジャーが先発した試合は昨年9月から8連勝に。「ずっと調子がいいので、狙ったところに投げたい」と警戒していたブランコを勝負どころで抑え、打線にも勢いをもたらした気迫。125球の熱投で、連敗を阻止する立役者となった。

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