豪打一転…完封負けも和田監督焦りなし
「ヤクルト1-0阪神」(30日、神宮)
花冷えの神宮。スコアボードに並んだ9個のゼロが、震える寒さに拍車を掛けた。阪神は、開幕戦の球団記録に並ぶ前夜の17安打劇勝から一転、3安打完封負け。1点がとてつもなく重く、遠かった。新生・猛虎打線が敵地の海に沈んだ。
願っても戻らない時計の針が恨めしい。振り返れば、唯一にして最大のチャンスをモノにできなかったことが、敗北へ直結した。敵失も絡んだ初回、1死満塁の絶好機。福留が空振り三振。マートンが左飛。失意のため息が左翼席を包んだ。
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